シズルの世界放浪記

2019年4月からの世界一周放浪記

バラナシの悲劇

インドもネパールもヒンドゥー教が大半を占めており牛と豚を食べる文化が無いので、レストランにほとんど肉のメニューがありません。あったとしても高い。したがって最後いつ肉を食べたか覚えてません。ひもじいです









[6月5日 バラナシ]






ども!シズルです






地獄の寝台列車を乗り越え、おれとシュバム、どちらとも流石に疲れていたので昼まで宿で爆睡。


体力も少し回復したので、ランチ食べてバラナシの街を周ることにした。












てな訳で早速ランチのカレー。60ルピー
今考えればバラナシ内でもここはかなり格安でだった


シュバム同様インド人は飯を食べる時、右手しか使わない。
郷に入れば郷に従えだなと思って右手のみでチャパティをちぎろうとするも、難しくて苦戦した。









ラッシー。60ルピー
やっぱインドで一番うめえのはラッシーだろうが!!!!










ラッシーを飲みつつ川へ向かった。












ガンジス川。建物もいい感じでこう見ると綺麗よね










でもみどりー。さらにうんちまみれのバッファローたちが水浴びをしている。くさい。








インドで一番暑いのが6月。
陽が当たらなくとも歩いているだけで滝のように額から汗が流れ出る。
すかさず川沿いの木陰に座る。だが地面は暑い。








涼みながらお互いのことについておしゃべりタイム。

シュバムは、インド人は日本人のように簡単に海外旅行とかするのが難しいからシズがとても羨ましい、と言う。


やはりネパールと同じく、インドの人たちも海外へ出入りすることはビザの関係やらでそんな簡単ではないらしい。

そう考えると日本のパスポート、いや日本人ってだけで強い。最近それをひしひしと感じる。


そして会ういろんな人に、日本人だからリッチだ!と言われることがかなりあるのだが、シュバムにもそんな風に言われた。






もうまっっったくもってそんなことはない。むしろ無い。







ただこんな一気に旅できるのは、この旅のためだけに1年弱を犠牲にしてオーストラリアで働きに働きまくったその恩恵。
いや、犠牲どころか良いことしかなかったけどなワーホリ生活



なんならこの旅が終われば、日本では無一文状態になるだろう。
それでもええねん、この先長い人生への先行投資と思えば。








そんなことを話していると地元のにいちゃん達がワラワラと俺の周りへやってきた。
ヒンディー語で話しかけられるが、何を言っているかもちろんわからない。代わりにシュバムが相手してくれた。
どうやら日本人がいることが珍しいようだ。おれのカメラを見て写真を撮ってくれと頼まれた。






写真を見ると二人ともニッコリ。











休憩したので再び歩き始めるとあるものを見つけた。


















死体を火葬するための台だった。









ガンジス川では火葬が行われるとは知っていたがいざ目にすると驚く。
公衆の面前で死体を焼くっていう概念が、日本のものとは違いすぎる。











川沿いをさらに進むと、またインド人に止められた。
今度は何かと思ったら、また写真を撮ってくれという。









シュバム曰く、彼らはほかの村から来たもんだから外国人が珍しく見えるそうだ。
要するに、ど田舎出身の人が上京して物珍しいものをひたすら写真撮るような感覚だろう












テトリスみたいなヤギ。もうちょっといい体勢あるんじゃないかな











川はもう十分見たので、次は寺に行こうってなった。
その前に、暑すぎるのでコーラを買いに店へ行った。



シュバムはこの日ちょうど手ぶらだったので、おれのミニバッグに携帯を入れていた。
財布を出し、お金を払い、再び財布をバッグに戻そうとした。






すると何かが落ちた。






落ちたあたりを探しても何も見当たらない。


バッグを見ると、シュバムのケータイが無い。
どうやらそれが落ちたようだ。





その店は、段差があるため地面との隙間ができているのだが、そこをライトで照らした。




そこにはいろんなゴミが溜まり、きったない泥沼になっていた。











そしてよく見ると、シュバムのケータイがそこに埋まっていた。









もう一目でわかるほどの、完全なる水没。
どうしたシズと言われ、正直にケータイを泥沼に落としてしまったことを伝えた。ただただ謝りながら。






取り出してみると、案の定ビッチョビチョ。









やってしまった。
まだ会って一日も経ってないインド人のケータイを水没させるなんて。






すぐ近くに修理屋があるからそこへ行こう、ぜんぶ払うから!と言っても、







「いやいいんだ!別にそんな大したことじゃ無い、実際おれは今までに6台もケータイ壊してきてるから。また買えばいいから!それに君はマイフレンドだ、気にすることなんてなにもない!」







いやいやさすがにダメだって、行こう、と言っても、No problemと返される。
安いしほんとに気にしなくていいから!とまで言われてしまった。








申し訳なさすぎて頭カチ割れるくらい土下座したかった。マジでやってしまった。

しかしもし自分が彼の立場だったら、あんな紳士的な態度を取れるのだろうか。普通だったら少しでも怒るのが当然なのに。






その後、寺へ行ったが、ケータイを水没させてしまったという遺憾の念でいっぱいになり、正直あまり楽しめなかった。笑








しかし、このままおれが萎え続けてるとシュバムに申し訳ないので、ひたすらカメラで彼の写真を撮ってあげることにした。



























彼はこの寺に来れていい写真も撮れて感謝していた。













寺を出ると、街にはたくさんの人が。
どうやら今日は年に一度のお祭りらしい。
ラッキーだ🤞








夕方になりガンジス川へ行くと、お祭り騒ぎで人の量がすごい。











次第にさらに人が増え始め、ざわつき始めた。












18時、人混みがさらにインドを暑くする。








何かお祈りするお祭りらしい。








「シズ写真撮って!」























どういう祭りなのか、シュバムに聞いたがイマイチよくわからなかった。笑
大勢の人がお祈りをし続け、おれには何が何だかわからないまま2時間が経過し、人混みにもみくちゃにされ、終了した。

























帰りも川沿いを歩いていく。










お祭り騒ぎに乗じて、地元の若者たちが次々に川へ飛び込んで行く。















そして街へ戻った。
時刻はすでに9時を回っている。











再びカレー。









というわけで、今日はバラナシ初日にもかかわらず早速悲劇を巻き起こしてしまった日でした。
皆様はどうかお気をつけて!!!





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