シズルの世界放浪記

2019年4月からの世界一周放浪記

ヒッチハイクinベトナム

暑さのため上裸で寝ることが多いのですが、油断してたらベッドバグに刺されまくりで身体中かゆいです。






ども!シズルです







旅を始めて1ヶ月が経ち、今はベトナムにいます。
ブログはカンボジアどころかタイの分すらまだ終わっていませんが、とりあえず今日の分を書きたかったのです。





ブログって文を考えたり写真アップロードするの意外と大変なんですね、一投稿につき2時間はかかってます。完全舐めてました。






とまぁ前置きはここまでで、








今日はベトナムのダナンからハノイまでヒッチハイクで目指す回です。









ダナン-ハノイ 総距離765km










何故ヒッチハイクかと言うと、









このままのペースで旅してたら、多分来年までにお金が底を尽きるからです。











食費すらも結構節約してたつもりなのに。
そのせいか最近体調が良くない。しょうがないけどそろそろ我慢せずにいっぱい食い続けて元に戻らないとやばい。めちゃ暑いし。









旅を始めてから毎日家計簿をつけているのですが、やはり一番ウェイトを占めるのが移動費









市内をバスで移動するくらいなら数百円で済むが、都市部を長距離移動するとなると余裕で3〜4000円したりする。コレが結構痛い。










てことで、節約しつつ一気に移動するのはヒッチハイクが一番なんですな。








しかもネットで調べてもベトナムヒッチハイクしてる人がほとんどいなかったので、その好奇心含めてのチャレンジ。









.....そして午前12時。ヒッチハイクを始めるべく、マジックペンを買いにダナン屈指のモールへ!









しかしいくら探しても、どれも4色セットばかりで黒単体の物がない。








棚の一番下にあったカゴに、すでに開封されてる黒ペンが一本だけあったのでレジに持って行ったが、
「レジを通しても値段が出てこないから売れない」
みたいなことを言われた。
ならなんで売り場に置いてるんだろう。










しょうがないので他のペンを探してたら、さっきの店員がやってきた。







さっきのペンを取るなりこっそりと、



「バレないようにポケットに入れろ」
というジェスチャー






なんか良くわからないけどタダでくれた。








ペンも無事手に入れたので、ヒッチハイクする場所へ向かう。









今までの経験上、空港の近くが一番車を捕まえやすい。空港って田舎の方から車で行き来する人が多いんだよね。







なのでダナン空港の駐車場のゲート前でスタンバることにした。











とりあえず30km先のLangCoという街を目指す。
あらかじめNo moneyと書かないとめんどくさそうなのでわかりやすく書いとく。







日陰も無いので早くカタをつけたいところ。








すると10分程で一台止まり、乗れ乗れ!と合図。かなり早かったしラッキー。
中に入り、行き先を伝えた。すると、











「45万ドン(2000円ちょい)で連れてってやる!」











45万ドンもあればハノイまでのバスチケット買えるわ。笑








あー、ベトナムもこんな感じかぁ。と思いながら、No thank you とだけ言って降りた。









そんな気はしてた。物価が安い国はヒッチハイクの文化がほとんどないので大体はお金を請求される。





ヒッチハイクでフィジーを一周した時もそのパターンだった。






フィジーの人口は半分がフィジー人、あとの半分はインド人で構成されてるのだが、
インド人が止まってくれた時は必ず「How much??」と聞かれた。
フィジー人の場合は何も言わずタダで乗せてくれるのがほとんどだった。










......それから計10台が止まってくれたが、No moneyと言うとことごとく断られた。
やはり予想した通り。
でもこればかりは俺が悪いからしゃーないね。










開始してから30分が経過し、車の数も少なくバイクばかりが通り始める。正直長期戦を覚悟した。








すると一台の旅行用バンが止まった。
1人の男性。








「これも断られるんだろうなぁ」
と思いつつ、No moneyと伝えたら、









「お金なんていらんいらん!乗って!」と。











ベトナムで記念すべき一台が成功。🎉








めちゃ嬉しかった。車内はクーラーガンガンだし。







乗ってすぐに自己紹介したけど、その人は英語がほとんど喋れなかったので名前すらも聞けなかった。








そこからはお互いジェスチャーとケータイの翻訳機能で会話。どうやらLangCoまで連れてってくれるらしい!








しかし10分もしないうちに車を端に止めた。
翻訳で何か伝えようとしてるが、訳があやふやでよく分からない。
とりあえず3ドルあればここからバスでLangCoまで行ける、とだけ理解できた。







今思えば多分あの人予定があったんだと思う。
女の人がどうとか言ってたし。それかただ単に嫌だったか。
申し訳無いので、Thank youと言って自分から降りた。








結局空港から2kmしか進めなかった。笑






でも乗せてくれる人もいることがわかったので一安心。
そこからノートを掲げながらひたすら直線を歩いた。








更に歩き続けて14時が過ぎ、そろそろ疲れたしご飯も食べてなかったから休もうと思ったら一台止まった。
そしたら男の人が降りてきて、近くのベンチに座らされた。









ニッコリしながら
「May I help you???」
と言われた。









軽く自己紹介した。ルクさんという40〜50代のおじさん。








とりあえず、自分がハノイまでヒッチハイクで向かう事、これまでとこれから先の旅の経緯を説明した。するとその人が何の躊躇いも無く、









「もし君が良ければここからハノイまでのバスチケットを僕に買わせてくれ。何も心配しなくていいから。」と言ってくれた。










流石にそれはヤバイと思い、めちゃめちゃ断った。笑
しかし何回断っても、「Don't worry, welcome welcome!!」としか言わない。むしろ払わせてくれとまで言われてしまった。









ヒッチハイクやっててこんなことは初めてだったのでなんて言ったらいいのか分からなかった。







結局、
「君の助けになりたいんだ。いいよね?ね?」
とゴリっゴリに押され、申し訳ながらもOKと言った。








いやもちろん嬉しいんだけど、こっちのワガママでヒッチハイクしてるのに更にチケット代まで出してくれるもんだからかなり悩んだ。
本当に申し訳なかったけど、これからの事も考えてその言葉に甘えざるを得なかった。








そしてすぐに車に乗せられ、バスターミナルまで連れてかれた。







車の中でルクさんが財布から、
これでチケットを買ってくれと言い、50万ドンを俺に渡した。






もう深々とお礼したらめちゃ笑ってた。
神かこの人は。








何で全く知らない奴にここまでしてくれるのかと聞いたら、










「遠くへ移動するのってお金かかるからね。それに昔僕が若かった頃、ベトナム戦争の影響でお金が無かったんだ。だからその気持ち分かるし、いいんだ!」











すごすぎる。ベトナムに聖人が現れた。









すぐにバスターミナルに着いて、あれよあれよとチケットオフィスまで案内された。







青シャツの人がルクさん。






チケット代は35万ドン。飯と水の分も含まれてるらしい。










お金を払おうと思い、さっきの50万ドンを出したら、










「ダメ!チケット代はまた別!この50万ドンはハノイでご飯食べたり宿代に使って!」









なんなんだ、さっきと話が違いすぎるぞ。
どんだけ優しくしてくれたら済むんだこの人!!









そして15時のバスを購入し、ルクさんとお別れ。
最後に握手してルクさんは「Have a nice trip!」と一言残し、スッと行ってしまった。
かっこよすぎる。







そしてバスに乗ってダナンを出発した。
ルクさんホントにありがとう。。。












しかし、ここからが最悪だった。







ハノイまでは16時間程の道のりで、自分が乗ったのは寝台バスだった。







流石に長すぎるので、3〜4時間おきに道沿いの売店で10分ちょいのトイレ休憩をさせてくれる。









そして最初の休憩スポットがLangConだった。
生憎、何を食べたせいかわからないが最近お腹の調子が悪かったので、バスを降りてトイレに直行。







その5分後、トイレを出ようとした瞬間、
ラクションが鳴らされた。









まさかと思い急いでトイレを出てバスの方を見ると、












バスが発車してた。笑











一瞬頭が真っ白になった。
バスの中には俺の荷物があるけど俺だけが置いてきぼり。
追いかけようとしたけどバスのスタートダッシュが異常に速すぎて全く追いつかなかった。










「アーーッッッ、おわったー!!!」
と笑うしかなかった。笑








てかまず五分しか経ってないのに、早すぎな?
あとなんで乗客の数確認しない???






なんて思いながら途方にくれてたら、売店のオジちゃんに呼ばれた。








呼ばれるなり車に乗せられ、バスまで追いついてくれた。きっとこんなこと何回もあったんだろうな、まじサンキューだぜオジちゃん。







そしてバスに乗ると運転手が、








「クアイテン!!!」
(中国語で、早くしろよ!という意味)









おま、まじぶっ○したろか????









思わず、バカかてめえ!と言ってしまった。
日本語で。








そのあと乗客全員の笑い者にされた。
とりあえず無事に乗れたのでグッと気持ちを堪えた。









悲劇はまだ続き、その1時間後スコールがやってきた。










何故か天井のドアの隙間が思いっきり空いてて、めちゃめちゃ水が垂れてくる。このやろう。










夜になって、売店に着いた。
夜飯の時間。





そして薄々気づいてたよ、飯と水がタダでついてくるなんて事は無いって。






結局自分で買ったよ。







メニューもなければ値段もわからない、英語も全く伝わらないので、近くの客が食べてた麺を指差して、あれをくれとジェスチャー









名も無き麺。4万ドン(200円)
これフォーかな??







そういえば友達から聞いたから知ってたけど、
ベトナムのレストランて片付けるとき一旦残飯とか全部下に落としてからホウキではくらしいね。正直二度手間だべよ、汚いし。






8時になり、再び発車。






やることもないので寝ようと思ったら、足の上で何かがモゾモゾと動く感触が。









ベッドバグだ。








キモいので写真は撮ってないけど、米粒くらいの大きさ。
ただのダニと思って油断してるとあかん事になる。
去年ニュージーランドに行った時も宿でベッドバグに噛まれまくって1週間も痒みに襲われた。








正直対処法は無いので、ハノイに着くまで無視して寝ることにした。









......気づけば朝5時。
乗組員に「ハノイハノイ!」と言われ叩き起こされた。







しかしマップを見ると、ハノイの市街地までまだ10km以上離れている。






すると高速のど真ん中で降ろされ、有無を言わさずタクシーに乗せられた。まだ頭が起きてない。そしてもう1つのデカい荷物は何故か半分ビッショビショ。








タクシーに乗って10分も経たずに降ろされ、案の定お金を請求される。2万ドン払った。







俺は、あまり良くないバス会社に乗ると大体こういうことが起きると知ってたので怒りはしなかったけど、1人のベトナム人はめちゃめちゃ怒ってた。








そしてもちろんまだまだ街まで遠い。
マップを確認すると、街まで6km。地味に遠い。








ヤツらの戦略にまんまと乗るのは嫌なので、そっから歩くことにした。








そして無事ハノイに到着。
4日ほどかけてヒッチハイクで行くつもりが、16時間で終了してしまった。







最早これはヒッチハイクとは呼べないけど、そうそうない良い経験だと割り切るしかない。








てことで、今日はベトナムの良い所と悪い所を一気に味わった日でした。





今回は文多めで申し訳ないです。







とりあえずベッドバグのせいで身体中が痒いので今日は宿でおとなしくしてます!!!
ではまた!!!






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