タンザン鉄道1日目 遅延の定義
汚れた服を自分の手で洗濯し、夜ご飯を自分で作ることに日々の何気ない喜びを感じつつあるアフリカ旅です。
このまま行けば主婦になる日は近いです。
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[9月24日 ダル タンザニア]
ども!シズルです
一週間過ごしたタンザニアも今日で終わり。
なんもないと思いきや、なかなか楽しめたので思わぬ収穫。
前回も言ったように、今日からタンザン鉄道に乗ってザンビアのカピリムポシを目指す。🇿🇲
予定では2泊3日。
果たして予定通り行くのだろうか。
電車は12時半にダルを出発するということなので、12時には着いておいた。
先日チケットを買ったオフィスで切符を提示し、名前を書く。
係員👮♂️
「あ、電車?8時間遅れ!」
現在12時。出発は20時。
最高の滑り出しだ。
旅だねぇ。
宿に戻ろうかとも思ったがかなり距離はあるし、バイクタクシーでまたわざわざお金払うのも嫌なのでこの駅で待つことにした。
なぜなら一等席利用者には待合室があるからだ。
ただ椅子と机があるだけの一室だが、ないよりはマシだ。充電もできるし。
流石にここで待つ気は無いしな。
てかもう地元民クラスになると遅延に慣れすぎて地面に風呂敷広げて寝てるやん。
準備良すぎ。
とにかく、夜まで頑張ろうな。
待合室からホームを眺める。
なんかの手違いであと1時間後とかに来ねーかなー。
ほらアフリカって、ことあるごとに手違い起こるじゃんか。だから今回ぐらいは良い方向に手違っても良いと思うんだ。
ここまでの8時間でした事。
- 二泊三日分+余分に1日分のブログを書きまくる
- クリップボックスにダウンロードしておいた動画を見る
- ただ外を眺める
そんなこんなで気づけばここまで来ていた。
我ながらよくこんなにも暇を潰せたと思う。
これぞ長旅から生まれる賜物。
時間を潰す究極の方法は、景色を見ながら地元とか高校の昔話を頭の中でフラッシュバックさせて一人で懐かしむことです。
慣れれば平気で2時間はいけます。
気づけば待合室の外はこんなにも人が待っていた。
今思えば、これだけの数が2等3等の席に座るとなると心底一等を選んでおいて良かったと思う。
時刻は20時を過ぎた。
だが電車はまだ来ない。
すでに遅延しているのにさらに遅延しているようだ。
というかここまでくると遅延とはどこまでが遅延なのかよく分からなくなってくる。
日本の電車は数分でさえ遅れれば駅員の謝罪アナウンスがすかさず流れるが、アフリカではそうではない。
謝罪のアナウンスなんてバカバカしくなるくらいあるはずもなく、もちろんいつ着くかのアナウンスも無い。
むしろ電車は遅れるものだという認識。
国柄が違えばここまでも違うのかと思うと、なんか面白い。
そこから見える国ごとの人柄さえもなんとなく見えてくる気がする。
もし日本に帰国後、電車が遅延しても急用が無い限りは動じないことは確実だろう。
それだけアフリカ文化に慣れた。住めば都。
むしろその遅延の時でさえも究極の暇つぶし方法で乗り切れそうだ。
そして22時。
ついに電車が到着した。
検査が終わると3等席利用者たちは猛ダッシュで電車に向かった。
おそらく彼らにしか知らない良い席があるのだろう、皆死にものぐるいだった。
俺らが部屋へ行くと、すでに一人の男がいた。
それぞれどこのベッドが自分のなのかを確認。
しかしチケットどころか部屋にすらベッド番号がない。
従って、どこで寝るかは部屋の人たちで勝手に決めるスタイルとなった。
すると男が、「俺は下で寝る」と言い始めた。
この電車の構造上、窓枠はギリギリ上のベッドの床下までしか無い。
つまり昼も夜も窓からの景色や風などの恩恵を受けるのは下の段のみなのだ。
彼はそれを踏まえて下を選んだ。
だかしかし、下を選びたいのは俺らも同じ。
そもそも番号は無いのだから、先着順てのもどうもズルい。
てことで、誰が下で寝るかを話し合いを提案した。
男
「俺は動かない。ここで寝たいんだもの。」
俺ら
「それは俺らも同じなんだってば。
だから話し合おうぜってことよ。」
男
「なんで?僕がここ選んだのに?」
話が通じない。
ジャイアンみたいな主張を延々と繰り返す。
こちらも10時間も待たされた疲れもあり、少しイライラし始める。
もう正直譲ってやろうかとも思ったが、どこかバカにしている態度を取り始めたので譲る気は失せた。
その後、もう一人の男Bが来た。
彼にもこの状況を説明しどこで寝たいか聞いたら、上で良いと言った。
そこから彼ら男2人が母国語で話し始めた。
するとなぜか急に男Aが怒りながら上に行った。
どうやら下を諦めたようだ。
「仲良くジャンケンで決めようぜ」
って言おうとしたのに。
何故か俺だけを目の敵にし、俺の席の窓際を離れない。
もう寝たいからどいてくれと言っても、英語が分からないふりをし始め、スワヒリ語で必死に何か言ってくる。
どうやら寝るまで窓際で座らせろ、2時間ここにいるからな、と言っているようだった。
流石に2時間は無理だが、まあイジケながらも席を譲ってくれたから30分は許すことにした。
30分後。
もう眠いから、頼むから上に行ってくれ、と追いやるとスワヒリ語で罵声らしきものを浴びせられた。
そのあと急に英語で
「お前そろそろ殴るぞ」
と言われたので、
「じゃあ殴ってみろよ、その代わり俺も思いっきり殴るからな」
と言い返した。
もう疲れと眠気の限界点。
遅延にというよりこいつのダルさにイライラしていた。
手のひらで肩を殴ってきたので、こっちは握りこぶしで肩パンしてやったらめちゃ喜んでた。
ドMかこのやろう。
どういうわけかは知らんが、最終的にあっちからインカメでツーショットを撮ろうぜと言われて仲良く終わった。
怒ったと思えば優しくなったり。
アフリカ人てたまに喜怒哀楽のスイッチ切り替わるの早すぎるやついんだよな。
もはや怖い。
ほんと昔からそうなんだよな。
中学の時は友達と学校の帰り際に兄貴の後輩ヤンキーにすれ違いざまで中指立てられるわ、高校の文化祭では他校のヤンキーに絡まれるわ、車にチャリでぶつかった疑いかけられて運転手のおっさんにブチギレられるわ。
おれ悪いことしてないのに。
誰かといても必ず俺が標的にされる。
一体何故なのでしょうか。
その後も上の段からイジり攻撃を喰らい続けるが全て無視。
やっと席を確保できた。
マサキはおれの苦労など知らずにくつろいでやがる。
なんやかんやで23時。
やっとタンザン鉄道が出発した。
8時間どころか10時間半遅れ。
この先これほど電車を待つことはないだろう。
旅だねぇ。
眠くても昼から何も食べてなくて腹が減ったので夜飯を頼んだ。
ビーフかチキンを選べる。5000シリング。
正直この電車飯は期待していなかったが、街のレストランより安いし美味しかった。
ということで10時間半遅れで、2泊3日のタンザン鉄道旅がスタート。
すでに2泊3日の予定は崩れているけどまああとは乗ってるだけなので、景色を楽しみまくるだけ。
以上、遅延の1日目でした。
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