ChinaとJapanの違いinEuro
最近長時間寝ても必ず変な夢を見るため、結局疲れてプラマイゼロな気がします。
さて今日の一曲は、
対話 - LIBRO feat. Momoe Shimano
どこにでもいそうなおじさんサラリーマンみたいな見た目とは裏腹に、聴いててなんかすごい落ち着く声。
夜とか静かな時に合う曲。
歌詞ももちろんそうですが何よりトラックがカッコいいのでめっちゃ聴いてます。
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[8月2日 クラスナ ブルガリア]
ども!シズルです
昨日ブルガリアの首都ソフィアからヒッチハイクでギリシャとの国境を目指したものの、間に合わずということでガソスタで一夜を明かした。
ここに朝まで8時間も座ってた。
エナジードリンクとコーヒーのお陰で7時まで一睡もできず。
8時になってやっと眠くなり、30分だけ机に突っ伏して少し寝た。
トイレで歯を磨いて外を見ると綺麗な山々が。
よしやってやるぞお
ここから10kmちょい先の街まで。
英語は喋れなかったけどすごい親切にしてくれたおじさんだった。
30分ほど進んだ。
いつものように高速のど真ん中で降りて再開すると一瞬で2台目ゲット。
そしてそのおじさんはなんと倉田まで行くという。
遂に倉田ぶっ倒したぞ!!
「ギリシャのなんちゃら王は最高だぜ!
スズキ!カワサキ!ヤマハ!」
よくわかんねえけどさんきゅ!
やっとここまできた。
国境だ。あの向こうにはギリシャが。
どこの国も大体国境手前にはカジノがある。
しかし国境沿いのカジノは行っても大体負けるらしい。
ブルガリア側の国境。
検査もなくただ素通り。
それにしても今立っているブルガリアとギリシャのこの空間はどっちのものになるのだろうか。
ワタシそういうの気になっちゃうタイプ。
500m歩くと今度はギリシャ側の国境。
もちろん歩いて入る奴なんていないので歩行者は普通車と同じ扱いとなり、車の列に並ぶ。
そして第14カ国目・ギリシャ入国!🇬🇷
目の前にWi-Fiが使えるカフェがあったのでひとまず休憩。
まだ11時だから余裕だしな。
しかしWi-Fiは首の皮一枚のみ繋がっているかのように今にも切れてしまいそうな電波だし、飯は高いのですぐに出ることにした。
流石は国境前、乗用車はもちろんトラックもたくさん止まっている。
ヒッチハイカー目線だと獲物にしか見えん。
トラック、つまりデカいマグロを狙っていこうか。
宿敵倉田を倒し、次なる敵はテッサロニキ。
100km先にあるギリシャ第2の都市だ。
更に小一時間経過。
流石に遠すぎたかな、誰も止まらないので40km先の街に変更。
さらに小一時間。
時刻は13時、気温は40°。
暑さによる喉の渇き、睡眠不足による睡魔と空腹から、体力はただ減るばかり。
心身ともにHPは0に近い。
今ならマサラタウンの草むらでLv2ポッポの体当たりでポケモンセンター送りにされても何らおかしくない。
身体より先に精神がイッてしまった。
若干熱中症気味になっていたので1時間ほど寝ることにした。
15時半、お腹が減りすぎて何か食べることにした。
ラザニアを選択。
お前も5ユーロかい。殺す気か。
自炊したら二食分イケる値段だぞ。
結局1分もかからずに完食した。
中途半端に食べたせいで更にお腹が減ってしまった。
そのあと更に近い街に書き直し、17時になってやっと一台止まってくれた。
するとなんとその人はテッサロニキまで行くという奇跡。
豪運、幸運、僥倖、感謝感激!
カロヤンというブルガリア人のおじさん。
テッサロニキより北にある島に行くらしい。
ギリシャはヒッチハイクが難しいけどなんでだろうね、って話になった。
「多分みんな君のことを中国人だと思ってるんだよ。だから止まらないんだ。僕らからしたら日本人と中国人の違いはわからないからね」
うおお、とんでもないこと言うやんけ。
なんとも社会的にセンシティブな点が多すぎてどっからツッコめばいいのか分からない理由。
とにかく彼が言うには、中国人は無礼、きたない、中国語しか喋らず英語が通じない、というのがヨーロッパの中での中国人に対するイメージらしい。
対して日本人は相当良いイメージを持たれている。
礼儀正しい、真面目、優しい、綺麗、ワビサビ、など。
現にハンガリーからここまでの道のりで、よくドライバーに中国人かと聞かれる。
日本人だよと彼らは飛び跳ねるように喜ぶ。
確かに中にはよくない中国人もいるかもしれないが、俺自身中国や台湾、香港にもたくさん友達がいるが、彼らは決してそんなことはない。
むしろ彼らは他国に対する偏見など全く無く、ホスピタリティに溢れた良い人たちだ。
彼が言うことやヨーロッパの中で蔓延る中国へのイメージが本当の事なのかは全く定かではないが、勝手にイメージを歪曲させて偏見じみたようなことを言っているだけのような気がする。
よって俺の中での結論は、
百聞は一見に如かず。
です。
あ、カロヤンは別にそういう風に思ってるて訳ではないらしいです。
実際彼はめちゃくちゃ良い人ですた。
まあそんなことを話しているうちにテッサロニキに近づいていた。
すると突然カロヤンが財布を取り出した。
「ほら、50ユーロ受け取って!」
いやいや待てい、50ユーロて。
大金すぎる。6千円だぞ。
わざわざ100kmも乗せてもらった上に水ももらい、挙句の果てにそれはやりすぎている。
とにかくめちゃめちゃ断った。
しかし彼も頑なに断り続ける。
最終的には脅されてしまった。
結果、
50ユーロを受け取る代わりに、来年俺が無事に日本に帰国したらエアメールで彼に報告する。
ということになった。
全然釣り合ってない気がするが本当に良いのだろうか。
しっかり住所をノートに書いてもらい、テッサロニキで熱い抱擁を交わし、彼とお別れした。
ありがとうなぁ!!!
この50ユーロ大切につかいます!!!
降りたところはテッサロニキの街から少し離れた高速道路の外。
現在19時前。
再び高速に入れるかも分からないしもちろん今日中にアテネに着くなんてのはほぼ不可能。
だからまた野宿になる可能性が高い。
しかし一度街中に入ってしまえば更に高速に出づらくなるのでこのまま続行することにした。
ヒッチハイクするポイントを探すまで歩いている間や、車を捕まえてる最中は待つだけでは退屈になってしまうのでよくラジオや音楽を聴きながらやっている。
この時は「怖い話グランプリ」という動画をクリップボックスにダウンロードしながら歩いていた。
*ちなみに自分は1人で怖い話を聞くのが好きです。
その時聞いていたのが猫の多頭飼いがテーマの怖い話。
すると本当に猫の多頭飼いをしている家が目の前に現れた。
流石にタイミングが良すぎてゾッとしてしまった。
でも、手のひらサイズの子猫たちが仲良く餌を食べている姿を見ているとほんわかとした気持ちになった。かわええ。
車がギャンギャンにスピードあげて走る道。
なかなか危なく、手でシッシッとやるドライバーもいる。
申し訳ないな、でも進まないといけないんですわ。
怖い話を聴きながら30分ほどすると老夫婦が止まってくれた。
カテリニに住んでいるらしい。
20時。
高速ど真ん中。
日本だったら確実にお縄にかかる案件だよなー。
現在地。アテネまで300kmくらいある。
トラックに乗ればなんとかなりそう。
21時。
日も落ち始め、そろそろ捕まえたいところ。
すると車が止まった。
ラリッサに向かうアフガニスタン人。
進んでいくと海が見えた。
ここでギリシャにいることを再認識。
そろそろ眠さに限界がきた。
眠すぎたので片耳だけイヤホンつけて、大泉洋の怖い話集という動画を聞いて、なんとか意識を保った。
22時30分になり、ラリッサに着いた。
高速沿いのガソスタで降ろしてもらい、トラックを狙ってこのまま続行しようと思ったが、偶然そこのガソスタが23時閉店だった。
諦めて今日はラリッサのホテルに泊まるよと伝えたら、
「うちに泊まってけ!!」
と暖かく迎えてくれた。
勿論了承。ありがたすぎる。
何も知らないその友達は俺を見ても特に何も咎めないどころか握手でニコリとされた。
なんて人たちだ。
2人ともギリシャにはもう10年以上住んでいるらしい。
その後シャワーを浴び、倒れこむようにソファーにダイブした。
疲れたけど今日は色々ツイてたね。
明日はアテネに着きたいなぁ。
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