今日入国明日出国、思わぬ誤算
いつもならここの冒頭で最近起こったことを述べるのですが、今日は特に何もなかったです。
なので今回から、気が向いた時はこの場を最近自分の中でキテる曲紹介コーナーとさせていただきます。
洋楽邦楽、有名無名、ジャンル問わず適当に。
ゆーてめちゃくちゃあるんで多分世界旅行終わるまでに紹介しきれなそうな希ガス。
「プレイリスト何周もしすぎて飽きたわぁ卍」
...なんて嘆くそこのアナタ、退屈な通勤電車やテスト勉強してる時などに是非聞いていっちょバイブス上げてみてはいかがでしょうか。🤘
さて今回は、
「遥か彼方」ASIAN KUNG-FU GENERATION
もうアジカンもこの曲も有名すぎて紹介もへったくれも無いかな
ナルトの2番目のOPとしての印象が強いでしょうか。
あまりにも懐かしすぎてエモみが深いです。
ナルトは中忍試験か音の4人衆と戦う時が一番面白いと思うんですよね自分的には。
...とまあこんな感じです。
旅行の日記をただツラツラと書くのもなんか退屈かなー&こんなことしてる旅ブログないんじゃねということで試してみやした。
まあ単純に、ずっと一人で旅してるせいで良い曲見つけても共感できる相手がいなくて虚しいのでここで一方的にやってしまおうという訳ですわ。
もし評判良さそうだったら続けようと思いますこのコーナー。
良ければ感想教えてくだせえね🙆♂️
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[7月27日 セゲド ハンガリー]
ども!シズルです
昨日はブダペスト空港からセゲドへヒッチハイク。
夜に無事到着したはいいものの、セゲドの宿の値段が最安で5000円だった。
なのでどうするか。
選択肢は3つ。
- 泣く泣く高いお金払って一晩セゲドに泊まる
- 国境越えを目指して夜通しヒッチハイク
- マックで時間を潰してから公園で野宿する
正解は3番のマック&野宿。
苦渋の決断。
宿は高すぎるしとにかく眠いためこの選択。
しかしマックにいすぎても追い出されかないので、怒られない限界まで粘る。
ヒット&アウェイでマック&野宿だ。
と思ったら閉店時間が朝5時だったため、ガッツリ居座れた。
ここでみんなのインスタみたりウイイレやったりYouTube見たり。
閉店後、移動。
今夜のベッド(公園のベンチ)を見つけに行く。
日本だったらおじいちゃんが寒空の下で乾布摩擦してそうなものだがここはハンガリー。
安心。
とか思われても癪なので帽子を深く被り誰か分からないようにカモフラージュ。
加えてジャケットで顔を完全防御。
あくまで地元のヤングハンガリアンが大荷物を持ったまま酔って寝てしまったテイでいかせてもらおう。
夜が明けた。
8時にヒッチハイク再開するつもりが、2日連続宿無しの代償がデカすぎて三度寝してしまい現在は10時。
太陽の暖かさがアッパレすぎたせいだ。
そのあとは再びマックに行って昨日分のブログを書いた。
意外にも2時間近くかかってしまった。
始める前にスーパーに食べ物を購入しに行く。
現在持つ全フォリント。
180フォリント。日本円にして66円。
駄菓子屋に向かって走る短パン小僧にすら負ける金額。カツアゲでもされたんか。
しかし今ここでATMを使うことは愚の骨頂。
銀行手数料だけでなくルーマニアでの通過両替の際に生じる手数料も払う羽目になるからだ。
最安の最安を求めた結果。160フォリント。
しかし水と思ったその飲み物はまさかの炭酸水で、開けた瞬間シュワってバッグにぶっかかった。
今日のヒッチハイク場所は、5km先にある高速道路の入り口。
初っ端から歩くのは骨が折れるが何せ10フォリントしかないからバスにも乗れない。
白い粉がかかっていてふっくらしているから中にクリームでも入ってんのかと思って噛み付いたら最後までしっかり無味だったパンを食べながら歩く。
パンを咥えながら歩いているからか、それとも滅多にみないアジア人だからか道沿いの全視線がこちらへ。
見世物じゃねえど!
この先 4キロ 直進です ってハツラツとして言われても困る。
なに、今時のミーアキャットってこんなイケメンなの?
おれ確実に負けてんだけど
1時間歩いてやっと目的地見えたと思ったらここから2キロも先かよ。
あんな遠くなのに確認できたとかマサイかよ。
さて今日こそ出ようか、ハンガリー。
中々にいい場所にもかかわらず、1時間近くかかってしまった。
しかし1台目ゲット。
しかも国境の前まで行ってくれた。
せっかくノート持ってもらったのに俺がインカメ撮るの下手すぎた図。
歩いて国境を越える。
ちなみに歩きで越えてる人は俺以外に誰もいなかった。
田舎すぎるし人さえほとんどいないので、誰にも見られることなくルーマニアに入国。
国の出口なのに係員さえいないから、ルーマニアの旗が見えると逆に不安になった。
するとやっと人が出てきた。
奥にちゃんとしたルーマニアの入り口があって、そこで出入国のスタンプ貰えるから行けと言われた。
てことで第12カ国目、ルーマニア!🇷🇴
入国した瞬間、明らかにタクシーの運転手でもない輩どもが個人タクシー名乗って客引きしてきた。3回も。
国越えてまだ100メートルも歩いてないのに。
そういえばルーマニアは+1時間だった。
日本との時差が6時間に変わっていた。
またもや時差チェンジの瞬間を見逃した。
...全然車捕まんねぇえ
それどころか、
と言いたげにしかめっ面をしてこちらを見つめながら去っていくドライバーばかり。
中にはこのジェスチャー、この顔してくる人、マジで結構多い。
悪気があってやってるとは思わないけど、なんか小バカにしてる感じが溢れ出るそのさま。
ヒッチハイクで捕まえられる車の確率なんて単純に言ったら100分の1以下。
だからこっちはいつもダメ元覚悟でやってるつもりではいるけど、だからこそこういうポーズされると地味に刺さる。
それやる必要なくね?っていつも思ってしまう。
そんな風にドライバー達にグサグサとぶっ刺される中、40分くらいたって車が止まった。
アラドへ行く3人組。
めちゃ嬉しかったなぁ。
さっきの車で睡魔で頭カクカク現象が発動して笑われてしまったので、ガソスタでレッドブルを注入。
ここにはATMはなかったのでカードを使用。
5レウ。
[1レウ=25円 2019年7月現在]
ラウンドアバウトの前。
次は今日の最終目的地であるティミショアラ。
ここで一晩泊まって明朝また出発する予定。
ヒッチハイクの途中、結婚式の大名行列が百鬼夜行のように車で通り過ぎて行った。全部で30台くらいの一列。
(こんな感じに飾り付けされた車)
その車たちにも一生懸命ヒッチハイクしてたらみんな笑ってくれた。
そうそう、そんな感じで笑ってくれた方がむしろ楽しいからありがたい。
30分後、一台のトラックが止まった。
こんな小さいラウンドアバウトでやっていたにもかかわらず、わざわざ止まってくれた。
ポーランドからスタートし今ここアラド、ブルガリアの首都ソフィアを経由してギリシャへ行くらしい。
ブダペストからブカレストまでヒッチハイクしていると言うと、めっちゃ驚いていた。
トラックに乗って一息つき、
よし、2日ぶりの宿だ。
今日こそゆっくり寝れるぞ。
なんて、その時は思っていた。
しかし30分後、降りるはずのティミショアラを何故か通り過ぎて行く。
「あれ?ティミショアラは?」
「次の街のルージョで降ろすね。俺はブカレストには行かないからそこまでだ。」
「いや、でも今日はティミショアラに泊まろうと思ってるんだけど...」
「ティミショアラまで地下鉄出てるから大丈夫だよ」
「......(地図を確認中)」
どこの田舎...?
今もう21時前で、そっからティミショアラ戻るためにさらに70km...?
まず地下鉄ってどれ...?
ホテルなくね...?
ブカレスト行きの夜行バスとかない...?
しかも今からティミショアラ戻るにしても次の高速の出口までまだ遠いし、仕事中の運ちゃんにUターンしてくれなんて口裂け女並みに口が裂けても言えないし...
これは俺の考えだが、おそらく運ちゃんは俺がこのままティミショアラからブカレストまで今夜ヒッチハイクを続行すると思っていて、それならティミショアラより先で降ろしてあげようという優しさによって生まれた誤算。
正直、このままヒッチハイクを続行する体力はもうない。
かと言ってルージョ(?)で降りてWi-Fiをゲットして安宿を見つけるかブカレスト行きの夜行バスをゲット、それも無理ならそこで野宿。
どれも難関すぎる。
そしておそらくこの時間ではルージョからティミショアラに戻る手段はないに等しいだろう。
とにかく今俺ら二人が持つルージョの情報があまりにも乏しすぎる。
これはルージョで降りたら更にだるくなるやつだ
「そういえばおじさんはブカレスト行かないんだっけ?」
「行かないなぁ。このまま南下してブルガリアの首都のソフィアに行くんだ。」
*ここから先はフル回転させた空っぽ頭の中の回想
マジかぁ、戻ることもできなければブカレストにも行けねえのかどうすりゃいいんだ。
......てかブカレストというかもはやルーマニアにこだわる必要なくね?
ティミショアラからブカレスト行ってそっからまた左にきてソフィア向かうの正直だるくね?
ヒッチハイクしない限り移動費かかるし。
それに「ブカレスト 観光」でググったけどめぼしい場所って国会議事堂しかなかったな。
てかハンガリーといい、なんで俺こんな色んな国の国会議事堂巡りしてんの?
政治家なの?俺は。
*回想終わり
「...もし良かったらソフィアまで乗せてってくれません...???」
「No problem!」
ここで12カ国目・ルーマニアの旅は明日までに終了することが確定した。
観光も何も、ただ通り過ぎるだけ。
まだどんなお札かも見てさえいないのに。
まあ、正直言うとそこまで期待してないルーマニアに無理して行くより、このまま一直線でブルガリア行く方が賢明だな。きっと。
なんかごめんルーマニア。
行けたら行くわ。またいつか。
(絶対こない)
トラックと俺の気持ちはすでにブルガリアに向けて一直線。
運ちゃんと仲良く話しながら進んだ。
そして23時。山奥のサービスエリアに到着。
今日中にソフィアに行くことは不可能なので、トラックで寝泊まりすることになった。
5トンのオムツをポーランドからギリシャまで12日かけて運ぶようだ。
果たして彼はどれほどの赤ん坊のウンチ漏れを救うのだろうか、想像もつかない。
レストランがすでに閉まってたので、売店でポテチとお酒を買って晩酌。
ここ2日ちゃんとしたご飯たべれてないなー
そういや彼の紹介忘れてた。
ロシア人のワレリ。
見た目はウォーキングデッドのメルルに似てる。
ホンダのバイクが好き。自分のバイクを左肩にタトゥーとして刻むほどに。
ポップミュージックが嫌いで、車内ではずっとパンクな曲が流れていた。
パンクなシールをトラックに貼りまくる。
なぜかここで写真撮ってもらった(撮らされた
大のお酒嫌い&弱い自分だが、気合いでコロナの瓶を飲み干す。
とにかくお腹が減りすぎてポテチを食べる手が止まらなかった。
そして1時間ほど盛り上がった晩酌は終わった。
座席の後ろにある二段ベッド。
今どきのトラックはハイテクですなぁ。
てことでヒッチハイクは思わぬ方向に進み、ルーマニアは1ミリも観光せずに出国することとなりました。
時の流れに身を任せよう。なんか面白いから。
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