シズルの世界放浪記

2019年4月からの世界一周放浪記

部族ツアー2日目・命ある喜び

思ったんですけど、シンプルに来年東京オリンピック始まって全世界の人たちが日本に来たら東京とか余裕でパンクしますよね。
絶対中国人いっぱいくるよね。
1億人とか平気で来そうだよね。
どうか鎌倉は静かであってください。








今日も部族の話です。
しかし後半は閲覧注意となるのでお気をつけください。
その内容は是非見てもらいたいですが、無理だったらしょーがないです。
でも下のボタンを押す価値があるぐらい今回の記事は内容が濃いーです。
濃かったら押してね。いや薄くても。



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[8月29日 ジンカ エチオピア]






ども!シズルです









エチオピア部族ツアー2日目、今日も昨日と同じ感じの内容。
しかし今日はさらに部族っぽい村へ。
The・部族な見た目の部族を期待。












朝6時、ジンカを出発。
最近早寝早起きすぎてとても健康。
三文の徳、そろそろ来てもいい頃だべよ
















朝飯休憩。
今日もお馴染みのスポンジ。
いや、絨毯だったか。














ご飯食べてたら懐かれた。
しかしオレのケータイで連写するのやめて。












この子のママ。
ムルシ族の人で、唇には昔皿が埋まっていた跡が生々しく残り、垂れ下がっている。
そんなことよりママ、この子を止めて。














車はまた走り出すとすぐに止まってしまった。










どうやら2日前にムルシ族の人が酔ってアリ族を7人射殺したらしい。
そのためかなりの厳戒態勢となっていて、入るのに苦戦している。








もともと部族同士の争いはあるらしいが、酔って銃乱射はタチ悪すぎねーか。
おもちゃじゃねーんだぞオイ。












ほらー、こんな足止め食らってるから物乞いの子たちが集まってきちゃったじゃんかー










やめてくれえ、そんな可愛い顔で物乞いすなぁ














1時間の話し合いの上、銃を持った警官たちの付き添いでムルシ族の村まで行くこととなった。

問題が重大すぎて雰囲気はウォーキングデッドさながら。
結局怖いのはゾンビじゃなくて人間なのよ。















何もない道を2時間ほど走る。














途中でなぜか写真撮影。
この時ヒロは不在。
















どんどん村っぽい雰囲気出てきた。

















いたぞ!ムルシや!














うおお、The・村や














観光客が来たと分かった途端、子供たちが走ってきて「マネー、マネー、ピクチャー」と囁いてくる。
ムルシ族は見た目の割にビジネス志向な部族なようだ。









ムルシでは人を写真を撮る場合、入村料とは別に1人5ブル払う必要がある。子供は10ブル。

一見かなり厳しいルールに見えるが特に枚数制限はなく、ビデオに関しては何も言われない。

だから極論誰か1人が良いカメラで撮りまくればあとはそれを人数で割った金額を払えば良い。
なかなかゆるゆるなルールだ。
どんな法にも必ず抜け道はあるってやつやな。










村の全員が全員の唇に皿が付いているわけではないが、ひとりの女性が皿のつけ方を見せてくれた。










これを













こうして










こうっ






☆ムルシショッピング☆
〜 クチビルのお皿 〜 ¥400円 税込
大きければ大きいほどすごいらしいヨ!











今度はおばあちゃんが何かをすりおろしている。
クチビル痛くないのかなぁ。














ムルシの突撃となりの昼ごはん。












絶賛食事中だった。

















ここからは集合写真ターイム。
5ブル×3人=15ブルなーりー。













ちゃっかりまぜてもらったよ













この人めっちゃ映えるやつ被ってるしいい笑顔すんのよー













その羽根欲しいわ












「ねー」 「ウンっ☆」












子供の撮影。
一気に50ブルくらい吹っ飛んだ。












オォイ、ガキどもォ!
カメラを見やがれえ!!















散々写真撮りまくった。
これ以上いると更にマネー要求の嵐に遭いそうなので退散。
最後はおちんちんボーイが見送ってくれた。















ムルシから出て昼ごはん。
みんな大好きヒツジのつぼ焼き。
てかエチオピアで美味しいの今んとここれしかねえ。












しかしあんだけまずかったんだけどなー
食べてると慣れてきたんだよなー















集合体恐怖症の人ゴメン。


















次は部族が集まるマーケットに行った。

ハマル族、バンナ族が多くいるらしい。
この2つの部族はブルジャンプという、牛の上を飛ぶ成人の儀式を行う。
それをできた男性だけが成人の男として認められるそうだ。
ちなみにオレらの日程では運悪くブルジャンプがやってなかった。










たしかに衣装を着飾った人たちがいる















マサイが何かの集まりにオレらを連れて突っ込んで行く。











いろんな部族がワイワイしてる。
ビールも飲んでるからか、かなりうるさい。













あの、いや、もういらないって。
味知ってっから。













マサイがオッケーて言うから写真撮ったら、おばちゃんがめちゃめちゃキレたので退却。

















おばちゃんたちから逃げて市場へ。



























部族が昔から使ってきている武器や道具を商品として売る。













エチオピアの部族は一夫多妻制で、第1の妻がこの輪っかを首につけるらしい。













































気づけばリュウさんとヒロは地元の子たちと遊んでいる。オレも混ぜて。















オレは木でできたアクセサリーを買った。
一番右のやつ。

この旅での貰い物とコレクションが少しづつ集まってきた。
最終的には4つ5つつけて陰陽師みたいにジャラつかせようかな












お、ワイにも子分ができたぜ













市場から出るとある部族がたむろしていたのだが、またそこにマサイが一眼レフを持って突っ込んでいったらキレられてサンダル投げられた。

マサイ、もうやめとけって。
エチオピア人なのにこの国の居場所なくなるぞ。













近くにいた子供達。
健やかに育つのだぞ。












マサイが捕まえたハマル族のおばちゃんと写真撮影。
もうマサイのせいで部族が野生のポケモンみたいになっちゃってるよ。














バンナ族のおばちゃん。
最後はちゃんと5ブル支払い。
おい誰だこんなの撮った奴は。










部族マーケットを楽しんだ後は、今日最後の部族であるハマル族の村へ車で向かう。
今日はそこでテントを立てて一泊することになった。














一生こんな道を走る。
たまに立ってる子供達がこちらへ手を振る。
こちらも負けじとブンブン振り返す。

















アフリカは自然だけでなく夕日も綺麗なのよ
















そして夕方、ハマル族の村に着いた。
ここは電気がない村。
もちろんシャワーなども無い。テント泊。
サバイバル満載でなんとも少年心をゆさぶる。

















夜になった。
あたりはホントに真っ暗。







ここの村はレストランなどがある街からは離れていたので、今日の飯はどーすんのかなぁなんてみんなで話しているとマサイが、










「ヤギ一頭買うか?」








と提案してきた。







ハマル族ではヤギを群れで買っていて、自分達で捌いて焼いて食べている。
今回はそんな貴重な様子を、自分達がヤギを買うことによって見ることができるらしい。




もちろんこんな経験は二度と無いので4人でお金を出し合ってヤギを買うことにした。
1人350ブル。4人で約5600円。












4人で活きが良さそうなヤギを選ぶと、1人の村人が群れの中に入って捕まえた。













暴れるヤギ。
両手両足をしっかりと押さえつけられる。
















ヤギが捌かれて死ぬ前に、
「今からこのヤギを食べるんだ」
と覚悟するために敢えてヤギのツノや肌を撫でた。


それで覚悟、というか準備ができていたつもりだった。
まだこの時は。













*閲覧注意

ここからヤギが捌かれる写真を載せています。
血や臓物が写真でもかなり生々しいです。
グロテスクなものが苦手だったり、動物を殺すことに抵抗がある方は今ここでブラウザバックすることをお勧めします。
これがこの村のやり方なので、それを尊重して敢えて隠すようなことはしません。
ご理解下さい。





















女性が抑えているところをもう1人が鉈で頸動脈を切って血抜きをする。















一発でドンッと落とすのかと思いきや、鉈の切れ味が悪いようで何度も同じところを切り刻む。
そして鮮血が鈍い音と共に飛び散る。

漫画とかに使われるブシャーーという血の擬音は本当に存在するということを初めてここで身を持って体感した。



「ぶーーっ」
という、口を押さえられたヤギが切られた時の断末魔は今でもはっきりと覚えている。












切断終了。
しかし当然まだヤギは生きている。












この村ではヤギの血を飲むらしい。




















首を切って数分が経って血もだいぶ抜けたのにまだ生きている。
短い尻尾はピクピクと痙攣し、荒かった呼吸は少しずつゆっくりしている。
そして口を押さえて息の根を止めようとする。


数秒押さえてからは少し放置された。
まだ少し生きている。











ここで、この生と死の境目にあたる所で耐えきれずに泣いてしまった。
気づけば鼻水も垂れていた。





たしかに元々、高校の時飼育員を目指そうか思ったほど動物は大好きだから、その辛さっていう意味での悲しさもある。



しかしもっとそれ以上に、
さっきまであった命が目の前でこんなにもあっけなく、静かにゆっくりと無くなっていく瞬間があまりにも虚しく、命はこんなにも一瞬なんだってことに初めて気づいて泣いた。












悲しさというよりは虚しさ。
ただ見ていることしかできない辛さと、その後にこのヤギを食べる現実の惨さ。

先程心の準備はしたつもりだったが、まったくできていなかった。
何もわかってなかった。









これが食べるということ、
いのちをいただくということを、
身を持って知った瞬間だった。











多分ペット飼ってる人は見たら確実に泣くど!
普通に感情移入しまくるわこんなん!!




泣いたくだりのところからだいぶクサいことを語ってしまって若干の恥ずかしさはあるけど、実際はホントにそういうことだったのよ。







ご飯食べてる時、自分の中ではちゃんと感謝して食べてる方だと今までは思っていた。
しかしそれはまだまだわかってなかったんだと今日で思い知った。

まあスーパーでパックに包まれた肉しか出てこない国に住んでるから「ちゃんと理解しろよ」って言う方に無理あるんだけどね。










そんな風に思っていた時間は実際は数分、いや数秒だったかもしれないが、自分の中ではかなり長い瞬間に思えた。







そしてヤギは呼吸を止めた。
















ここから皮を剥ぐ作業に入る。












足から刀を入れて剥いでいく。
流石にこの時は泣いていなかったが、鼻水が止まらなかったのでティッシュ片手に見ていた。













綺麗に剥けている。

















皮を剥いだ後は内臓を取り出す。














ヤギの内臓は大部分が胃袋だった。
内臓の食べる部分はレバーとかハツのみで、それ以外は足周りに付いている肉だけ。













そして何故か最後まで頭は落とさなかった。














足を折り、木に刺して火で焼く。

なんと原始的。
いのちの有り難みを一番わかることができる調理法だと思う。













風下に置き、じっくりじっくり焼いていく。













焼きあがるまでみんなで待った。









すると村の子供たちが集まってきたので、リュウさんがYouTubeで動画を見せてあげた。
もちろん彼らは英語や他言語は使わず独自の言語しか知らない。
そのため何を言ってるかわからなくてもウケそうなワッキーの動画を見せたらみんな大爆笑してた。




















小一時間待つと、先にレバーから焼きあがった。


















塩とペッパーにつけて食べる。





さあヤギ!いただきます!
ありがとう!!!🐐




















滅茶苦茶うまい。
苦味や硬さは全くなく、新鮮そのもの。















肉もきた!

















ヤギなのにサクサクしてて柔らかい。
さすが新鮮な肉。






ヤギは本来、獣臭さがあってかなり硬いのだがそれが一切ない。
おかわりを食べるスピードは上がっていき、4人はどんどん止まんなくなってしまった。













4人で足3本分を頂き、あとは村の人におすそ分けした。














てことで、
ご馳走様でした!!!













そのあとはテントで寝っ転がりながら満点の星空を眺めて眠りについた。












それにしても何年振りに泣いただろうか。
今日は貴重すぎる良い経験ができてホントに良かった。


部族ツアーは明日がラスト。
明日も存分に部族るぞぉ。












いのち!感謝永遠に!
良い子のみんな!
ちゃんといただきますとご馳走様するんだぞ!🙏







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