シズルの世界放浪記

2019年4月からの世界一周放浪記

さすらいのじいちゃんヒーロー

こないだまた別の宿で日本人に会ったのですが、その子にもシズルという男の友達がいるそうです。どうやら漢字も同じだそう。
今まで同じ名前の人に会ったことが無いのですが、まさか男で漢字も同じ人がいるっていうのが驚きです。いつか会えればいいのですが。




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[7月6日 トルコ アンカラ]







ども!シズルです







アンカラに着いて2日。






ほんとは昨日出る予定だったが、謎の無気力と眠さで1日オフにした。
夜飯以外は外へ出ることなく、ただひたすらに寝てた。

イスタンブールへのヒッチハイクに向けて体力チャージということで。












そして13時、スタート前にエネルギー補給。

マック食べるのは2ヶ月前のタイ振りだ。
ビックマックを頼んだ。







久しぶりのビックマック、心踊らせいざ箱を開けん。














おめどんだけちっせーんじゃ
下がキャベツでカサ増ししすぎだろがい




百歩譲ってミディアムマックだわ。ビッグはもっとビッグじゃ。












そんなこんなでスモールマックを食べ、ヒッチハイクをスタートすることにした。

宿の人に聞いたら、近くにデカい道があるからそこに行けばなんとかなるという。









たしかにそれっぽいのはあるが、何せ道がありすぎて逆にどれが一番イスタンブール行くのに効率が良いのかがわかりにくい。
今日は苦戦を強いられそうだ。











宿から4キロくらい歩き、大道路に出た。
ここなら車も止まりやすそう。












開始5分、ここじゃ確実に捕まらないことを確信。











車のスピードが速すぎる。













ヒッチハイクってただ手あげるだけっしょ?」


って思ってる方、1人でこんなデカイ道に立って数百台の車たちが目の前で通り過ぎて行くのをただ見ているだけの作業ってなかなかしんどいんですぜ。
かもたまに冷たいドライバーから送られる好奇な視線と顔色。




こんなんただの旅バカか金がない奴、はたまたドMのやつぐらいにしかできん。





ってこの道でやってて、今になって気づいた。











ここはなんかダメそうな予感がしたので、道に沿ってさらに3キロほど歩いた。











高架下に着いた。
ここからまた別の高速に繋がる。
ここなら雨風も凌げるので最悪今夜野宿するという選択肢も頭に入れた。










30分経過、止まらない。



反応は良さそう。
しかしイスタンブールが遠すぎるからかだろうか、「いやーそこは無理だゴメンよ!」という顔をされ皆去っていく。



また移動しよう。















15時。
さきほどの場所から10分歩いた場所。
ここで捕まらなかったら今日は高架下で寝ることに決めた。











しかしまたもや捕まらない。


行き先をイスタンブールより手前のBoluという場所に変更したがそれでもとまらない。
てかこの場所すらみんな行くところなのだろうか。


とりあえず続けることにした。













おいトラックの運転手、シッシッて手でやんな。














おいベンツの助手席に座ってる女、ゴミを見るような蔑んだ目すんな。















誰か止まれやぁ!!!



















16時半、諦めた。

というよりまだ眠くてやる気が出ねえ。
5時過ぎたら高架下に戻ってバック枕にして寝るわ、今日は無理じゃあ!








とりあえず道沿いにバックを置いてその上に座り、Netflixに保存しておいたジョジョ3部の続きを見ていた。



ほら、なんせ時間はたっぷりあるから!









完全にモブキャラとして雑処理扱いされたと思っていたアブドゥルが実は死んでませんでしたの回まで来ちゃったから!
マジシャンズレッド生きてたから!














ジョジョを一旦停止し、再びちょっとだけヒッチハイクを再開することにした。ほんとちょっとだけ。












すると通りすがりのおじいさんが話しかけてきた。





「Bolu? Istanbul???」










とりあえずイスタンブールイスタンブール!と答えた。
しかしその人は車は持っていない。ただ興味本位で聞いてきたのか、なんて思っていた。










すると、こっちに着いてこい!と手招きされ、タクシーに乗せられた。




「これからバスターミナルまで送ってやる」







しかしバスチケットは買わない、と伝えてもおじいさんは、いいから来いとしか言わない。
とりあえず乗った。












あーれれぇ?
さっき歩いた道をぜぇんぶ戻ってるぅ!
これじゃあ高架下にも戻れないやぁ!!












さっきまでいた宿さえも過ぎた。
スゴロクゲームの「スタートへ戻る」マスよりも最悪なマスに着いてしまった。
今日はどこへ辿り着くのだろうか。













バスターミナルに着いた。
おじちゃんがものすごいスピードで前を歩く。
なにやら彼も予定があるようだ。
















「チケット!イスタンブール!フォーユー!」











へ????











いくら?って聞いても、いらない。と言う。













マジかーい!!!
ベトナムでしたヒッチハイクの時と全く同じや!!!













この時点で、トルコ1500kmヒッチハイク横断の旅終了が確定した。






んんー、このイレギュラーに関してはもはやヒッチハイクとは言えないが、一応無賃移動は達成出来たし。まあこれはこれでありでしょ!笑




買ったチケットを断るのは申し訳ないので勿論ありがたく受け取った。





おじいさんはすぐにほかのバスに乗る必要があったので、チケットを渡すなり行ってしまった。



マジでさすらいのヒーローだわ!
ありがとう!!!









チケットと何故かお釣りもくれた。
神過ぎ。













バス。
画面付きだしかなり綺麗。










17時30分、出発。
なぜか発車とともにトルコアイスが配られた。
そこは水じゃ??















数時間に一回、ドリンクのサービスまである。














暇だったから数独
40分かけ、最難関レベルのEXTREMEをクリア。


ちなみに数独は英語でもSudokuなんだよ














途中、かなり長い渋滞に巻き込まれる。


チケットには、何時にイスタンブールに着くかとか書いてないので、何時間かかるのかが全く分からない。

できればこのまま渋滞が続いて朝に着けばいいんだけどなぁ。

















イスタンブール到着。









Am3時。野宿確定。














降りて目の前にあったカフェでチャイをしばいて朝まで時間を潰すことにした。













何はともあれ、当初目的としていた、











トルコヒッチハイク横断達成!!!
お疲れ自分!!!








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