シズルの世界放浪記

2019年4月からの世界一周放浪記

ヒッチハイクは甘かねぇ

宿のスタッフがサービスで、飲むヨーグルトをくれました。しかし何故かしょっぱすぎる。やはり飲むヨーグルトは甘いから美味しいんだよな。







[6月28日 トルコ トラブゾン]







ども!シズルです








昨日宣言した通り、今日からヒッチハイク1500キロの旅スタート。








1500kmの旅路の中でまず一番最初に行きたいところがカッパドキア。初っ端からメインディッシュだ。




しかし距離にして700km。流石に1日では無理だろう。
だから今日はその半分地点の300km先にある街、サムスンまでを目標とした。













ほんとは朝8時くらいから始めようと思ったが、
眠すぎて二度寝どころか4度寝して結局宿を出たのは11時30分を過ぎた頃だった。
300キロぐらい半日で終わるっしょ、て思っていた。














昼飯のケバブ。8リラ
外へ一歩出ればそこにはケバブ。さすがトルコだ。















風は少なく天気は晴れ。
最高のヒッチハイク日和だ。











この大通りをずっと真っ直ぐ歩くと高速道路に繋がっている。














おっとー、道路横に巨大な駐車場。これは良いポイントですよぉ




ボードを見る→乗せるか考えてスピードダウン→車をストップ。

この工程ができるほどのスペースが充分にある。ヒッチハイクにとって大事なポイントを全て網羅している最高の場所だ。



てことで、12時ヒッチハイクスタート🙋‍♂️













「一発目でサムスン行けちゃいましたぁ、ウィー🤪🤟」
みたいな余裕ヅラ展開も望みつつ、敢えて最初からゴール地点を掲げることにした。
















1時間経過、誰も止まらない。


たしかにみんなボードを見てはいるものの、
「あーやってんな」みたいな感じ。
トルコの感情が全く見えない。
















1時間半経過。


遂に一台の車が止まった。中には2人の男。
しかしトルコ語で話してくるので何を言ってるのか全く分からない。
俺には「メーデーメーデー」にしか聞こえない。無線にしてはゼロ距離だが俺も応答した。


たまらず「サムスンサムスン?」と返すが、ヴヴゥンッと言われてしまった。

声なのか振動音なのか分からない返事だったが答えはNo。何で止まったのだろうか。














流石にサムスンは遠すぎて誰も行かないのかとここで諦め、その更に半分地点のギレスンに変更。
ここならひたすら真っ直ぐな道を110キロ先だから行く人がいても全然おかしくないだろう。















2時間経過。


それでも誰も止まらない。これは嫌な予感がしてならない。

経験上、2時間待っても止まらないところはいくら待っても来ない。しかし道はこの一本なのでどこへ進んでも変わらない。
仕方がないがここでもう少し続けるしかない。













頭上には飛行機。
こんな俺をあざ笑うかのように300キロなんか一瞬で到達していくのだろう。

















2時間半経過。


場所を移動することに。
歩いても変わらないことは分かっているが、少しでも距離を稼ぐ戦法に出た。
歩くしかないのだ。










誰も止まらないもんだから、もはや道を間違えてるのではないかと思ったががっつりサムスンとギレスンの文字。みんなどこへ行くんだ。














30分歩き、3時間が経過。













また新たなスポットを見つけたのでここで休みつつヒッチハイクを再開。
今日は荷物を1つのバッグにまとめたから16キロがモロに肩にのしかかり、非常に疲れる。













今度はさらに近い場所に変更。
何て読むかは分からないが10キロ先の場所だから、95%の車がココへ行くと言っても過言ではない。絶対行く。これで止まらなかったらもう無理だ。

本来なら歩いて行ける距離だが、ここまできたらまずは車に乗ることが大事になってくる。
モチベーション的にも流れ的にも。
負の流れを断ち切らなければ。













3時間半が経過。


誰も止まらない。
むしろ、危ねえからどけ、というジェスチャーまでやられる始末。
若干の疲労と誰も止まらない虚しさでどうすればいいのか分からない。












一旦30分だけ寝ることにした。
海の前のベンチ、風に当たりながら寝れば気持ちも体もリフレッシュできるだろう。

















16時、4時間経過。









起きて再び歩くことにした。

さっきと景色が全く変わっていない。変わった事と言えば日の向きと雲行きの怪しさだけだ。

















開始から5時間経過。


最初の地点から4キロ離れても一台として止まらない。やはり変わらないものは変わらないのだった。





今日やっている事は、今のところただ場所の書かれたボードを掲げてみんなにお披露目しているだけ。
交通調査のおじさんが車の数を数えてカチカチやってるヤツよりさらに無意味な状態。









どれだけ掲げようにも、止まらないものは止まらないので、そのうちシズルは 考えるのをやめた。











宇宙空間に飛ばされて何もできないカーズの気持ちが痛く理解できた瞬間だった。


















Wi-Fiを使って情報収集すべくカフェに寄った。

とにかくもう疲れた。
アイスティーを頼んだら缶とグラスをポンっと出され、さらに悲しい気持ちに。









少しずつ太陽が沈んでいき、夕暮れどきになる。
このままだと今日はトラブゾンから出られない。しかしこの荷物を持って再び昨日の宿へ戻る体力は今ない。















止まらねえけどやるしかねえ。
そう心に決めて再び道路の端に立った。
そうだ、もう進むしかないのだ。












こういうときこそ気張って、疲れても座らずにやってればなんとかなると信じた。



















すると15分後、一台の車が止まった。









中には4人家族。ギレソンまで行くから乗れ!と言われた。













19時。7時間にしてやっと1台目が成功した。











嬉しさというか、やっとだという気持ちでため息が出た。








今までの待ち時間記録は、2年前の大阪の難波にて。
100メートル先の湊町インターに入るためだけに朝から5時間待った。しかもその時は結局諦めてタクシーを使った。







今回は堂々の7時間。きっとこれを超えることはもうないだろう。












乗ってすぐに自己紹介。
しかし父も母もあまり英語が喋れなかったので、翻訳機能を使いつつ会話。


アレジャン&フェレス夫婦。
後部座席には可愛い子供が2人。
さくらんぼをくれた。














時速は100キロ、景色はあっという間に過ぎていく。
西湘バイパスに似た道を快速でかっ飛ばす。














水平線の向こうに陽が落ちていく。

特に会話はないが、さくらんぼを食べながら夕陽を眺めていた。














途中、フェレスからケータイを渡され、翻訳機能を見せられた。
「一緒にご飯食べよう」の文字。
是非ともッッ!














1時間ちょいでギレスンに到着。
100キロも出してたからあっという間だった。












トルコ式のハンバーガーをコーラ付きで奢ってくれた。
とにかくこのハンバーガーというかパンがデカ過ぎる。ロベルトカルロスのふくらはぎの大きさぐらいは絶対ある。












食べ終わって、次のヒッチハイクがやりやすい場所まで送ってくれた。
もし無理だったらおれに連絡してくれ、ウチに泊まってけばいいから!と言ってくれた。











ほんとにありがとう!



















夜9時。
今日中にサムスンを目指しヒッチハイク再開!










すると20分もしないうちに車が止まった。







めちゃくちゃでかいトラックだ。







最初、これただ休憩してるだけじゃね?と思っていたが、クラクションを鳴らされた。
サムスン!」と言われた。

すんなり2台目成功。










それにしてもトラックは初。
ずっとトラックに乗りたいなーって思ってたから嬉しい。やっとそれが叶った。






The・運ちゃんて感じの太ったおじちゃん。
英語が全く喋れないから自己紹介すらなし。
握手だけ交わした🤝










運転席と助手席の後ろに寝るスペースがある。
これトラックの運ちゃんには最高だな。















しかし喋ることがないから、1時間もすれば睡魔に襲われる。とにかく眠い。












2時間して、道の端に車を停めて休憩することにした。おれもそのタイミングで寝ようとした。










すると急に何故かおっちゃんがおれのヒザに頭を置いて寝始めた。








えっっ?ってなったが、何もなかったかのように寝始めた。
乗せてもらっている立場だし、ここは断れない。ただ時が来るまで我慢することにした。










小太りのおっさんと22才の細身の男。
こんなにときめかない膝枕は世界中どこを探してもなかなかない。













20分ぐらいしておっちゃんが起きた。
やっと謎の時間から解放された。










距離的にはあと1時間半。
ひたすら睡魔と戦い続ける。













そして12時半。
途中一瞬寝落ちしてしまったが、とにかく着いた。あれだけ遠かったサムスンに着いた。











おっちゃんはまた違う場所に向かうので、高速の途中で降ろされた。


こんな時間に200キロも運転してくれてありがとうだ、日本来たらまた膝枕してあげるからな














しかしもちろんこんな時間に宿はどこも空いてないだろうし、朝までの少しの時間に高いお金を費やすのはもったいないので今日は野宿することにした。











バス停を見つけた。
ここを今日のキャンプ地とする。
水曜どうでしょう大泉洋になれた気分。











1日目から退屈しない日だった。
ヒッチハイクは大変だなぁ!!







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